1970年代、ネス湖のネッシー、ヒマラヤの雪男、北米のビッグフットなど、世界中でさまざまな未確認生物の目撃証言や写真撮影で、一大ブームになって大人から子供たちにまでみんな夢中になった時代があります。そして日本でも、今から30年ほど前に広島の小さな田舎町で謎の生物“ヒバゴン”が実際に目撃されました。 その目撃証言は信憑性のあるものが20をゆうに超えて、ヒバゴンの噂は一気に全国に広がりました。そしてテレビ局、新聞社、大学の探検隊などがその町に集中し、観光客も集まりだして、マスコミが取り上げて大騒ぎに発展したのです。そこで町役場は「類人猿係」なるものを設置して事の収拾にあたりました。そこは広島県比婆郡西城町(現在の庄原市西城町)・・・。