2004年10月6日(水) | ||||||||||||||||||
昨日、監督からメールをいただきました。5日までの編集作業でほぼ映画の輪郭が完成してきた、とのことです。その後、約1ヶ月かけて音の作業に入られるそうです。西城町からも夏祭りのテープなどを送らせていただきました。秋の深まりとともに映画の完成も刻一刻と近づいてきています。 今日は急な取材(のためスーツという無謀な姿)で道後山の月見ヶ丘へ行きました。この日はとっても天気が良く、たくさんの登山客の姿も見られました。でもここはさすがに山の中腹。冷たい風が強く吹いていたので真冬のように耳が痛くなってしまいました。 |
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2004年10月8日(金) | ||||||||||||||||||
昨夜、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジ系)の「食わず嫌い王決定戦」に井川遥さんが出演されました。そこで井川さんがお土産として西城町の「ヒバゴンのたまご」を紹介してくださいました。そして映画「いとしのヒナゴン」のこともPRしていただき、とっても嬉しく放送を見ました。 明日、県民の森で「比婆山ウォーキングフェスタ」を開催する予定でした。台風21号の進路を気を揉みながら見守っていましたが、先ほど中止が決定してしまいました。本当に今年はたくさんの台風がやってきますね。野外でのイベントが多い西城町では、天候がその成功を左右することをつくづく感じているので、映画の撮影での皆さんのご苦労も身にしみてわかりました。 |
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2004年10月10日(日) | ||||||||||||||||||
台風21号は、関東地方に大きな爪痕を残しました。被害に遭われた方に慎んでお見舞い申し上げます。 これまでは、正直なところ東京の天気を気に留めることはなかったのですが、1ヶ月間ともにお仕事をさせていただいた皆さんがいらっしゃる場所、そして今、映画が出来上がろうとしている場所、ということでとても気になるようになりました。訪れることはもうないかもしれない土地なのに・・・不思議なものです。 |
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2004年10月12日(火) | ||||||||||||||||||
連休をあけて出勤してみると、監督からのメールが届いていました。 「・・・!!!」 「映画のタイトルが『ヒナゴン』に変わりました」との報でした。渡邊監督の中では、ずっと考えていたことだそうで、ご自身が、撮影中に映画のタイトルを書く時には、「Dear HINAGON」と書き続けていらっしゃったそうです。「ヒナゴンに対する皆さんのそれぞれの自由な思いを・・・」という願いを私もしっかり受け止めて、このホームページのリニューアル作業にいそしみました。今後も少しずつですが新企画も始めたいと考えています。新しい「ヒナゴン」とともに、このホームページも引き続きよろしくお願いします。 ここでお知らせを2つ。 撮影中、ずっと近くで取材をされていたザメディアジョンから映画「ヒナゴン」の公式ファンブックが発売されるそうです。私は広報担当でありながら全く取材ができなかったので、個人的にもとても楽しみにしています。 広島県のグラフ誌「すこぶる広島・秋号」(10月1日発行)の表紙写真は、30年前の比奈小学校の撮影を行った「大戸小学校」です。1ページめくったら、撮影の様子と県庁での記者会見の時の井川遥さんの写真も掲載されています。県内の書店でも発売されていますので、もし機会がありましたらご覧くださいね。 |
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2004年10月17日(日) | ||||||||||||||||||
今日は西城町の秋の大イベント「西城ふるさと祭り」が開催されました。今年はあらゆるイベントが台風に泣かされた西城町でしたが、今朝の天気は快晴!鮮やかな青空の下で祭りがスタートしました。 会場の西城町営球技場には色とりどりのテントが並び、おいしそうな香りをただよわせています。そのテント群の中で地味に賑わっている場所がありました。それが、映画「ヒナゴン」の写真パネル展。撮影風景の写真や小道具などが展示されました。町民の皆さんは「ここで私エキストラで出たんよ」、「イッちゃんはカッコ良かったねぇ」などと夏を思い出されているようでした。 この場所である人と待ち合わせ・・・。イッちゃんの子ども時代を演じた奥田海星くんを取材しました。ガキ大将のイッちゃんのイメージとは違って、シャイで優しそうな印象を受けました。遠くから西城の祭りに来てくれて本当にありがとうございました。 また、この日はドベくんにも出会い、取材の約束をしました。ドベくんを演じた足立龍邦くんは「西城なぎなたこうじゅ会」に所属していて、祭りのアトラクションでなぎなたの演技を披露しました。袴姿がとっても決まっていましたよ。 お話によると、子役の皆さんは10月21日に広島市で台詞の追加録音が行われるとのこと。最後の最後までがんばってくださいね。 |
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2004年10月19日(火) | ||||||||||||||||||
今朝届いたメール「監督報告10/18」によると、映画はいよいよラストステージへ。編集作業を終えられ、音楽家さんとの打ち合わせをされたそうです。 こうして監督から報告をいただくので、遠く離れた西城町にいても映画への思いをしっかりと持ち続けることができます。クランクインの時の渡邊監督の「西城町の皆さん、改めて『協力をお願いします』とは言いません。我々スタッフと同じ立場として一緒に映画を創っていきましょう」との言葉が改めて深く心にしみてきます。本当にありがとうございます。 |
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2004年10月21日(木) | ||||||||||||||||||
昨日、台風23号が上陸し、西城町でも猛威をふるいました。大きな樹木が倒れて道路を塞いだり、家の屋根が飛んだり・・・。西城町では今年最大の被害がもたらされました。8月に撮影を行った場所でもあらゆるものが破壊され、その姿を変えてしまったところもあります。なんと、ドベ課長の家も屋根が吹き飛んでしまいました。皆さんのお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。 さて、今日はうってかわって良い天気になりました今日、お昼12時から、広島市内でイッちゃん、ドベくん、カツくん、ナバスケくんのアフレコが行われました。久しぶりの再会にみんなで喜びあったそうです。収録はスムーズに終わり、エンディングの映像を見せてもらったとのこと。「これで最後と思うと寂しい気持ちもありますが、完成を心待ちにしています」とのことでした。 ※カツ君のお父様、イッちゃんのお母様、レポートありがとうございました。 |
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2004年10月23日(土) | ||||||||||||||||||
今日は澄み切った青空のとても良い天気でした。今日は本来はお休みなのですが、「油木地区秋季大運動会」の取材に出かけました。 油木地区といえば、1970年、最初にヒバゴンが出没した所です。今夏の映画の撮影でも、地区内の各所が撮影現場になり、地域を挙げて協力してくださいました。来春の公開時には、地域でバスを貸し切ってみんなで鑑賞に行く計画もあるそうです。 この地区には、かつて小学校があったのですが、子どもの数が減って、休校になってしまいました。でも地域の皆さんは協力してその後も毎年運動会を開催されています。都会に出ている人たちもこの運動会のために里帰りをされるとか。競技は「風船割り」や「縄ない競争」、「玉入れ」など、だれでもその場で気軽に参加できるものばかり。人と人とのつながりが感じられてとても心が温かくなる運動会でした。 この夜、新潟県を中心に非常に大きな地震が起こりました。たくさんの方が亡くなられたり怪我をされたりしているようです。被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げます。 |
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2004年10月27日(水) | ||||||||||||||||||
昨日、急ぎの荷物で太鼓のビデオを送りました。太鼓の音が必要なのだそうです。音の作業は大詰めを迎えているようです。 子ども時代のカツ君を演じた石田裕己くんからメールが届きました。お会いしてインタビューをしたかったのですが、遠方なのでお父様へのインタビューと合わせてメールでの取材となりました。来月には皆様にお届けできるよう現在編集中です。 |
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2004年10月30日(土) | ||||||||||||||||||
28日朝、出勤すると監督からのメールが届いていました。昨日(29日)から4日間、FDB(通称ダビング)という作業に入られるとのこと。これは、フィルムに音をミックスしてまとめ上げるというもので、最後の仕上げの作業です。監督の言葉を借りると「嫁入り前の入念なお化粧」のようなものだそう。まさに「花嫁の父になったような気分」だとか。私たちもワクワクしながら完成を待ち望んでいます。 今日は先ほどまで子ども時代のドベ君を演じた足立龍邦くんの取材をしてきました。西城町でのなぎなたの練習の後、お時間をいただいてお話を伺いました。小学4年生の足立くんですが、とってもしっかりとした受け答えで、すごく礼儀の正しい男の子でした。 |
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